MP3プレーヤー

----- 部品表 -----

----- 組み立て手順 -----


ブロック図


アンプの製作
MP3プレーヤだけでは、イヤホンは鳴らせるけれど、スピーカを鳴らすだけのパワーが無いため、386アンプを組み立てる。
回路は電子くらぶ125号(S61年11月)から。
実は386のデータシートに同じ回路が載っている。
×20パワーアンプと低音ブースターアンプの違いは5ピン〜1ピン間に抵抗とコンデンサがあるかないかの違いなので、スイッチで切り替えられるようにした。



アンプ部の基板。
LM386ではなく互換ICのNJM386が余っていたのでそちらを使った。
音量調整はMP3プレーヤ側でするので、半固定抵抗を使用。
入力側にも電解コンデンサをつけている。


電源部の製作
5Vの電源をアンプとMP3プレーヤを並列に繋げると、電源を回ってノイズが聞こえてくるので、電源部分を分離するために三端子レギュレータを使用した。


スイッチの製作
相変わらずタクトスイッチは硬く、機能の配置も微妙なため、配線を調べてスイッチを自作する。



透明カバーをはずして、間に機能を印刷した紙を挟んでいく。


左に再生や順送りなどのキーを配置し、右に音量とイコライザを配置。
基板を加工して2mmピッチのコネクタを無理やり取り付けてある。


製作したスイッチを使用しての動作確認


ケース加工
ケース内にアルミ板を利用してディスプレイやアンプ、電源の基板を取り付けていく。



ナベネジではUSBコネクタが邪魔になるので、低頭ネジを使用して固定する。


スピーカとスイッチ部の取り付け。
アルミ板取り付けのスペーサは、スピーカの固定も兼ねている。


ケースにあけた穴に合わせてアクリル板を削り、ケースに組み込んだ際の凹凸を目立たなくする。


アクリル板をケースに取り付けたところ。


コネクタがスピーカぶつかるため、ケーブルを直接半田付けする。


アルミ板にディスプレイ、電源、アンプを取り付けたところ。


内部配線の様子。
ヘッドホン用のジャックも取り付けてある。


上面の様子。
MP3プレーヤ本体のイコライザ機能と、386アンプの低音ブースタースイッチが機能的に被っているけど気にしない。


完成


製作過程と実際に動かした動画。



----- 感想 -----
基板は小さ目とはいえ、電源を繋ぐ必要があり小型プレーヤというほど小型にはならないので、ならばいっそスピーカを内蔵したプレーヤを作ろうと思ってこの形になった。
あまり音量を大きくすると386アンプは音が歪むのと、電源を回ってくるノイズが完全に取りきれないこと。
MP3プレーヤ自体がライン出力にノイズが乗ってくることなどから、MP3プレーヤの音量調整機能と386アンプのVRとの按配を調整する必要がある。
現在CoCoNet液晶では、さらに小型のMP3プレーヤのキットが出ている。

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