この前買ったポケコンPC-G850VSなのだが、ACアダプタ用のジャックがついている。
昔、高校の頃に使っていた機種(PC-G803/813)にはついてなかった。
さて対応しているACアダプタなのだが、今は珍しいセンターマイナス型。
折角なので、ポケコン用アダプタを作ってみた。
12VのACアダプタをつないで8.5Vに降圧させるためにAZ1117D-ADJを利用している。
電流に余裕があるのでTA48M05Fも追加して5Vの出力もできるようにした。
システムバスだが、こちらのコネクタはもはや入手不可。
いま、代替できる物はないか探しているところ。
高校か社会人になって間もないころに購入したコネクタとコネクタ付き基板が未使用なまま保管してあったので引っ張り出してみる。
せっかくポケコンを手に入れたので、貴重なこれらを使ってみることにした。
ところでこの基板、ピンヘッダを取り付けようと思ったら1番ピンの位置に気を付ける必要がある。
ポケコンのシステムバスの1番ピンの位置が、上記写真の位置に来るので、フラットケーブルの1番ピンの位置と逆になる。
さて、コネクタの方だが、これを取り付けることができる基板がないものか探してみる。
1.27mmピッチの基板を使おうとしても細かすぎるし、基板に足が入らない。
ところがスイッチサイエンスで奇天烈(ジグザグ)ユニバーサル基板 Cタイプ(72×48mm)というものを見つけてもしかしたら使えそうかもと思い入手してみた。
思った通り、足の位置がちょうどぴったりだったので、基板をカットして取り付ける。
表面部分の足も延ばして、穴位置に合わせてまげて取り付ける。
ピンヘッダは、サンハヤトの基板に合わせたものにするか、フラットケーブルの1番ピンに合わせるかどっちにするか迷ったが、結局、シール基板の残りを見つけて両方に対応できるようにした。
これで、コネクタの心配をせずフラットケーブルを使ってシステムバスを使った工作を行うことができる。
さて、基板やコネクタだけあっても仕方ないので、貴重な最後の基板を使って82C55ボードを作ってみることにした。
高校時代にも作ったはずだが、どの本のどの回路をもとに作ったか思い出せない。
結局「ポケコン活用研究2」の3章に載っていた回路をアレンジして組み立てた。
最小のICの数で、アドレスデコードで手を抜いていないところがよいのだが、回路図に誤記があるので気を付ける必要がある。
他に見つけたものでは、74HC244,245でバスを切り分けているものがあって、最初はそっちで組み立てたかったが、ICの数が多く基板のサイズ上載せきれなさそうなので却下。
他にもICの数が少なくて済むものがあったが、そっちはA2,A3かつながってないものだったため却下した。
出来上がった82C55ボード。
I/Oアドレスは。ショートピンで選択できるようにしてある。
74HC32のOR回路が余っているので、/IORQが出ているときのみ82C55の/CSに信号が行くように手直ししたのと、割り込み用に利用。
/INTのところは単体で使う分にはいいけど、ちょっと手直しが必要かな。
I/O確認ボードにつないで動作確認。
BASICでプログラムを組み、モード0でポートA,Bを出力、ポートCを入力に指定。
ポートA,Bに順次データを送りながらポートCの状態を読み込んでポケコンに値を表示するプログラムを組んで正しく動くことを確認。
先に 作ったコネクタ基板をフラットケーブルを使って延長してみる。
サンハヤト基板に合わせたほうのピンヘッダにフラットケーブルコネクタを接続し、反対側に82C55ボードに接続してみる。
延長した状態で正しく動くことを確認。
さて、次はなんとするかな。