LCDのI2Sから音声を出力するのにいいものがないかとググったところ、ちょうどいい感じのものがサンハヤトから出ていた。
ハイレゾリューションオーディオDACモジュール MM-5102
DAC用ICのPCM5102Aが使用されていて、周辺の回路も一部実装済みの状態でピンのピッチ変換もされているので実に使いやすいモジュールだった。
サンハヤトのサイトから説明書のPDFをダウンロードしてさっそく組み上げてみる。
ちょっと、右側に部品が偏ってしまった。
モジュールはもう少し左に寄せて乗せるべきだったかな。
2×4ピンのピンソケットがどうしても見つからなかったため、2×5ピンのソケットを無理やり加工。
LCDの基板とDAC基板を接続したところ。
LCDの取説とDACモジュールの取説をよくよく眺めてみると、モジュールの接続例にある「(a)Raspberry Pi Model A またはModel B の場合」の図にあるP5コネクタと、LCDのI2Sコネクタのピンアサインがまったく同じだった。
もしかしたら、RaspberryPi用に作られたDACモジュールをそのまま載せられるように作ってあったのか。
本当ならLCD基板側はロープロファイルのピンヘッダを使いたかったのだけど、ピンの太さの関係でLCDの基板の穴に入らなかったため、ノーマルサイズのピンヘッダとソケットを使う羽目に。
よくよく考えたら、ピンを押し込んでロープロファイルの高さにすればよかったのではないかと思ったのも後の祭りだった。
おかげでコネクタのところだけ出っ張ってしまってどうしたものか。
接続も終えて、実際の音が鳴るか確認。
タブレットPCをつないでみて音楽を流したところ、ちゃんとDAC基板から音声が出力された。
スピーカを鳴らすためにはアンプが必要だけど、ヘッドホンぐらいなら直接接続しても十分な音量だった。
オーディオはあまり詳しくないけど出力インピーダンス1KΩで2VRMSってことはアンプ前提なのだろうな。