話が前後してしまうが、RaspberryPiの公式LCDについてきたネジ付きスペーサーがきつくて、ネジが締めづらい状態だった。
海外製のものは、加工が雑でネジが締めづらいってのはよくあることだ。
無理して最後までねじ込むことはできるのだが、そうすると今度は外すときにスペーサーごと回って取り外すのに苦労する羽目になる。
それとは別に、基板が剥き身のままなのも気になっていた。
話は変わるが、この前のトラ技の基板を見てトラ技と部品セットとRaspberryPi 3 Bを衝動買いしたわけだが、作例のようにケースに収めるのはちょっと違うかなと感じていて、アクリル板に取り付けるというシンプルなものにしようと思った。
アクリル板の残材がいろいろあるので、それを使えば十分だろうと考えたのだが、サイズに合わせて切って穴をあけるの面倒だなと思った。
そんなことを考えながら適当にネットを見て回っているとちょうどいいものが。
共立から出ているRaspberry Pi Model B シンプルアクリルベースなるものが。
これを買えばトラ技基板用のアクリル板と、LCD用のアクリル板の両方が確保できる。
トラ技基板のほうは基板とアクリル板を組み合わせるだけなので、すんなり完了。
問題はLCD側である。
LCD側は2.5mmのネジを使っているのだが、2.5mmのネジは入手が困難。
ヒロセでかろうじて2.5mmのネジを見つけたが、スペーサーとかも考えるとちょうどいいものが見つからない。
しかもLCD側のスペーサーのネジがきついのでこれも直さないとならない。
2.5mm用のタップがあればそれでネジ穴を切りなおせそうなのだが、ネジを扱っているところがほとんどないので当然タップも見つからない。
amazonで見つけることができたが、これだけのために取り寄せるのももったいない。
幸い、2.5mmネジと2.6mmネジはネジ山の間隔が同じなので、2.6mmのタップでネジを切りなおすことにする。
ネジ山の間隔が同じで0.05mm削るだけなのでそれほど力をかけずに楽に加工ができた。
他のスペーサーも同じように加工し、2.6mmネジ付きスペーサを取り付ける。
アクリルベースについてきたスペーサーは高さ8mmの物なので、それに合わせて同じ高さのネジ付きスペーサを購入。
2.6mmネジ付きスペーサは西川電子で購入することができた。