時計いろいろ

昨年12月は、合間合間の時間を使って、いろいろ時計を作った。

買うだけ買ってほったらかしにしてたものや、ジャンクから掘り出したものを作って、今は校正作業中。
朝と仕事から帰ってきたら時刻のずれを確認してトリマコンデンサを少しずつ回して調整しているところ。

左から、数年前に共立電子の通販で買ったT3605のセットを使ったもの(現在販売終了)
次が、ジャンクICの中にMSM5509があったので、それを使ったもの。
多分なんかのキットを作ったけど、処分するときにICだけ取っておいたものだと思う。
その次が秋月電子の1インチ大文字マイコンデジタル時計キット Ver.2
一番左が同じく秋月電子の電光掲示時計キット(スクロールクロックキット) Ver.1(10×10ドット)

まず最初にT3605と蛍光表示管を使ったセットを組んでみる。

セットに付いていた回路をそのまま組んでもよかったが、特にAM/PMの区別なんて特につける必要ないなと思ったので、時計の部分だけ組みことにした。
IC駆動用の5V電源の確保は、ネットでT3605の作例を調べて-5V出力の7905を使うことにした。

まずは、メインの基板を組んだところ。
蛍光表示管用にはピンソケットを用いている。
ICを装着するのに両側のピンヘッダが邪魔で手間取ってしまったが、ICのソケットは平ピンのソケットを使ったほうが装着しやすかったかもしれない。

電源とスイッチ用のコネクタ部分。

両端に長いヘッダを使って表面は通常サイズのピンソケットを、裏面からはロープロファイル用のピンソケットで接続できるようにしている。
この程度の回路規模だと、たいていアドリブ工作になるので、どのようにも組む場合にも対応できるようにしている。


ICと蛍光表示管を取り付けたところ。


通電して、動作確認しているところ。
横から見ると、ICに覆いかぶさるように蛍光表示管がついている。


一通り組み上げたところ。
背面はロープロファイルのピンソケットを使って電源と接続。
前面は普通サイズのピンソケットで配線している。
スライドスイッチのうち中央にあるのは、誤操作防止用のスイッチで、誤って時間設定スイッチを押して時刻がずれないようにしているもの。

次にMSM5509を使った時計。
こっちもネットで作例を調べて回路を組んだ。

一通り組み上げたところ。
メイン基板の表面で、ポリウレタン線を使ったり、ソケット内にも部品を配置したりしている。
電源部分は3端子レギュレータにアルミ板の残材を適当に加工した放熱板をなんとなくつけてみる。
ちなみにこっちもアドリブ工作。

基板の裏面側。
7セグメントLEDの配線にポリウレタン線をふんだんに利用している。
裏面側はロープロファイル用のピンヘッダとピンソケットを使っているように見えるが、実はピンヘッダの方は、両単に長いものを片方をロープロファイルのサイズにずらして、基板の表面から試験用のに通常サイズのピンソケットが接続できるようにしてある。

メイン基板にICを載せたところ。

2枚の基板を組み合わせたところ。

組み合わせたところで、表示・操作部の基板がおいてあるようにしか見えないけど。
こっちにも誤操作防止スイッチがつけてある。
また、ICの仕様で時間調整は1分ボタンと10分ボタンがあって、同時押しで時間を調整できるようになっているのだが、同時押しはめんどくさいので、ダイオードを使って一つのボタンで時間の調整ができるように作ってある。
AM/PM表示や「:」は7セグLEDに合わせて斜めに配置してみたが、よく見ないと斜めってるのがよくわからない状態に。

2枚の基板の接合部分。
接合部分に隙間があるけど、ロープロファイル用のコネクタのサイズがそのようになっているので、それに合わせて調整したピンヘッダもこのようになっている。

先ほども書いたけど、ピンヘッダの反対側にもピンが伸びていて、通常サイズのピンソケットが取り付けられるようになっている。
こちらも動作確認用に準備していたのだけど、結局こっち側のピンは使わずに終わってしまった。

そして実際に動作させたところ。

残り2つの時計は、キットをそのまま組み上げただけなので省略。
ただ、スクロール時計のキットの方は、裏面のPIC取り付け用のソケットは取説では最初につけることになっているけど、もしかしたら最後に取り付けたほうがほかの部品の取り付けには楽かもれない。
ただし、そうすると今度はピンソケットの高さの調整がめんどくさいことになりそうな気もする。
あと、スクロール時計についてきたPICが全然別の物だったので、別途PIC16C65Bを入手して、公開されているファームウエアを焼いてようやく動作させることができた。
あと、使用電波時計キットVer.2も作ったけど、電波がまったく入ってこない部屋(市販品の電波時計や、大人の科学の付録の時計でも電波をつかまなかった)で動作確認がまったくできないので記載すらなし。

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