かなり前に買ったLANの2ポートローゼットだが、結局使うことなくずっとしまわれることになった。
その後、現在の家に引っ越ししてしばらくして机を新調するにあたってLANの口を手元で使えるようにと思い、ローゼットを取り出してみる。
うん、新しいのを買って来よう。
思いっきり変色していて、変色している部分としていない部分で色の差がある。
しかもシミのような変色のしかたでまだらになっている。
ちょっとこのまま使うのがためらわれた。
これが、約2年前。
結局新しいローゼットを買ってきたわけだが、捨てるのももったいなかったのでそのままにしていた。
さて、これをこのままにしていても仕方ないので「プラスチック 変色」でググってみる。
いくつかヒットした中から2010/09/05:プラスチックの黄ばみを取るを参考に試してみることにした。
詳細については先方のサイトに任せるとして、必要なものはワイドハイターEXパワーと日光。
過酸化水素と漂白活性化剤と紫外線が反応してプラスチックの変色をもとに戻すそうだ。
ワイドハイターEXパワーは買ってくれば済むが、問題は日光。
家は東西向きで、ベランダがあるのは東側。
朝は日光がダイレクトに入ってくるが、昼ぐらいになると直射日光は入ってこなくなる。
仕方ないので、ブラックライトを買ってきてこれを使うことにする。
電池式でACアダプタが使えないので、木材や銅箔テープを駆使してACアダプタをつなげるようにする。
段ボールにアルミホイルを敷いてその中にワイドハイター漬けにしたローゼットを入れ、そしてアルミホイルでふたをする。
仕事とかで長時間家にいない間は事故が怖いので電源を切っていたのだが、それ以外の時間はブラックライトをつけた状態にしていたので、1日当たり約10時間ぐらい紫外線を当て続けたことになるのかな。
それを2週間ぐらい続けた結果がこれ。
写真ではわからないけど、目を凝らすとうっすらと黄色みがかっていた。
それでも最初ようなシミのようなマダラな感じは完全に消えていて、こういう色なんだと思えば特にそのまま使ってもいいかなと思えるまでに回復。
どれだけ最初と違っているのか比較するため、追加でこれまた数年間使っているコードレス電話の子機で実験。
左が実験前、右が電池の蓋を同じように約2週間ハイター漬けにして紫外線を当て続けたもの。
スタンドに立てていたため、スタンドにかかる部分は元の色で、それ以外が変色している。
実験後の状態を見ると電池の蓋と本体が一目瞭然で色が違っている。
これでも目を凝らすとうっすらと黄色みがかっているのだが、言われないとわからないレベルまで戻っている。
ローゼットについてはさらに1週間追加。
これは結構効果があって、なかなかよさそうだ。
ほかにも変色したものがあったら試してみようかな。